お盆期間、私は疲れていました。
私には息子がいるのですが、この子がとても繊細な子でして…普段は愛情深くて周囲に対してとても優しいのですが、癇癪を起こすと暴れて手がつけられなくなるのです。
知能は問題ないと言われていますが、学校でも教室を飛び出したりしてしまうため、発達の先生にも相談しています。 食も細くて、新しいものはなかなか食べてくれず、食事の用意にも気を遣います。 お盆期間はずっと一緒にいたので、私が少し疲れてしまっていたのでした。
あー落ち込み過ぎだよね…と頭では分かっていても、どうにもならない時が私にはあります。
自分の中に、ピカーっと光る澄みきった玉があるのに、その周りをどす黒いモヤモヤが覆ってしまっていて、美味しいものを食べたり、久しぶりに会う人と会話しても、どんより…心から笑えない感じでした。
数日モヤモヤと過ごした後、私は子供達と出かけてみることにしました。
「電車に乗って少し遠出して、映画でも観よっか?」 と誘うと、案の定ふたり(娘もいます)とも大喜びです(^^)
小さい映画館なので上映本数はあまり多くはなく、帰りの時間などを考慮すると映画は選べませんでした。
なので、正直私はあまり期待せずに観たのですが…
これが号泣でして(ToT)
映画の題名は『インサイド・ヘッド』。
ストーリーは、《思春期に入った女の子が、新しい環境に溶け込むため一生懸命になり過ぎて、本来の自分らしさが分からなくなってしまう。同時に、彼女の頭の中の様々な感情達が、シンクロして同じ様に苦労しながら、彼女を応援していく》というものでした。
文章にすると割と重めの内容ですが、キャラクターが愛らしく、ドキドキワクワクの冒険もあり、とても楽しい映画でした。
一方で、大人になって感じる心の痛みや苦しさが、とても上手く描かれていたなぁと思います。
大人になると人間関係も複雑になって、大切なものが増えていくと思います。
どれも大切だけど、自分がどうしたいのか逆に分からなくなったり。
素の自分では嫌われるんじゃないか、でも人に合わせて自分を失いたくない…と思ったり。
周りを気にし過ぎて、喜びが減っていくように感じたり。
色んな感情(シンパイやヨロコビなど)それぞれが彼女を守ろうとするのですが、却って裏目に出てしまって。
でもこの感情達の、彼女を純粋に想う、けなげな気持ちに心底泣けました…。
最初から最後まで感動しっぱなしで、私はおんおん泣きました。こんなに泣いたのいつぶりだろう?という位。隣に座っていた高校生くらいのお兄ちゃんは、きっとドン引きしていたことでしょう…(焦)
爽やかな後味で映画館を出ると…
なんと!!心にあったどす黒〜いモヤモヤが、スカーッと綺麗にどこかに行ってしまったことに気が付きました。
えー!!自分でもびっくりです。
あれほど思考であれこれ考えても全く晴れなかった心の重さが、スッキリさっぱり無くなっていたのです。
(感動するって、心をきれいに洗ってくれるんだ…心の洗濯なんだ。)
と、実感として分かりました。
悪いものに感動して涙を流すって、無いと思うんです。良いもので美しくて、そこに自分の心が反応して、共鳴して涙が出る。
その共鳴が、心の濁ったものを払うのだと思います。
それまでモヤモヤで見えなくなっていた自分の中心の玉が、ピカピカーっと、この上なく光っていて、小さな幸せもしっかり感じられる状態になっているのを感じました。
いつもこんな状態だったら、すごく良いなぁ〜と感じました。
自分の中心を、なるべくいつもこの時と同じ曇りのない状態に整えて行きたいなと思います。
もし、ずっと心が重い感じがして抜け出せないことがありましたら、何か思いっきり泣けたり、心が動かされるものを探すのもいいかも知れません。
そしてそれは、いつも選ばないものの中に隠れているかもしれません。
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。
それではまた。
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