たまたまご一緒した素敵なご婦人。帰り道をエスコート。
先日、ある講座に参加した帰りのこと。
たまたま行き先が同じだった方と、帰り道をご一緒する事になりました。
私は自宅のある〇〇市へ。
その方はその後も旅行の予定があり、今夜は〇〇市で宿泊されるとの事でした。
とても素敵なご婦人で、話し方も仕草も品がある方でした。
お若くていらして、はっきりとした年齢はわかりませんが、おそらく私の両親くらいの世代(60〜70代)かな?と感じました。 ここでは仮にAさんとします。
Aさんは、講座のあった県も〇〇市も初めてで、不慣れな様子でした。
逆に私は、講座の開催された県も、当然暮らしている〇〇市も慣れており、(自慢のように聞こえるかもしれませんが、単なる事実として)帰り道の乗り継ぎや、駅構内の移動も全く不安はありませんでした。
行き方はお任せするわ、と一任されたので、1番速くスムーズに移動できる様に組み合わせて、タクシー、電車、高速バスと乗り継ぎを案内しました。
お会いして2日目だったのに、お互いとてもリラックスしてお話できて。
バスの中では、「遠慮せず少し休みましょう(^^)」と言って、ぐっすり。
〇〇駅に着いた後は、予約されているホテルはそこですよ〜とお知らせして、「本当に助かったわ!」「ぜひまたお会いしましょうね!」と連絡先を交換し、お互いにとても温かい気持ちで、気持ちよく別れることが出来ました。
役に立てて、喜んでもらえたことが、自分の救いになった。
実はAさんに初めてお会いしたとき、
(お世話になった、Bさんに少し似てるなぁ…)
と感じたのです。
Bさんは、私の少し遠い親戚で、結婚した時にお祝いをくださったり、たまに交流がありました。
とても仲の良いおしどり夫婦でしたが、春頃に旦那さんを亡くされて、家族葬でお見送りされていました。
あまり遠くの人間が出しゃばって、ご家族が気持ちの整理をするのを邪魔してはいけないのでは…と思いつつ、香典以外なにもできない自分って…という気持ちもあり、心にずっと引っかかるものを感じていました。
今回Aさんに信頼していただき、帰り道をご案内する中で、その心残り、引っかかりが少し癒やされていくのを感じました。
Bさんに何かを直接お返しする事はできなかったけれど、他の方に別の形でお役に立つことで、もやもやした気持ちを昇華させていただいたのかな、と感じました。
奥深くの部分では、みんな繋がっていて、見えない所で色々と調整されているのかもしれません。
お読みいただき、ありがとうございました。
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