このところ、自分の中に長年抑圧されてきた怒りがマグマの様に沸々と湧き上がったり、ふとした瞬間心にわいてくる自己批判、自己否定の声に改めて気がつく…という経験が続いていました。
まだまだあるんだね…ハァ😓という感じです。
自分を大切にと心がけコツコツ取り組んできて、大きな目立つエゴは大分溶かしてきたけど、まだまだ小さいもの、細かいものが無数に散らばっている感じがします。
これは放置しても自然には消えないだろうと思い、覚悟を決めて取り組むことにしました。
参考にしているのはこの本です。

著者はルイーズ・L・ヘイ(1926〜2017)
すごい人生を歩まれた方です。どんな人生かと言うと、
著者ルイーズ・ヘイの生い立ち
アメリカ、ロサンゼルス生まれ。
幼少期(18カ月)で両親が離婚。5歳の時、母親が再婚。義父から暴力や性的虐待を受けて育ち、辛い少女時代を経験します。近所のアル中の老人からレイプされ、裁判になった事もあります。
15歳の時、虐待に耐えきれず家を飛び出しますが、人からの愛情に飢えていた彼女は優しくしてくれる人とすぐに関係を持ち、16歳で出産、その子を養子に出します。
その後ファッションモデルとして仕事をし、英国貴族の男性と結婚。華やかな暮らしをしても自尊心の低さは変わらず、夫の申し出により40代前半で離婚することに。
その後友人の誘いで、とあるセミナーに参加。「信じるものが現実になる」という思想に触れたことで、数年間熱心にスピリチュアルを学び、カウンセラーとして講義や小規模のクラスを受け持つようになります。
そんな折、子宮頸癌の診断を受けるのです(本にはステージの記載はありませんでしたが、かなり進んでいた様子が伺えます)。これまでの学びから、子どもの頃に経験した怒りや恨みが身体を蝕んできた事に気が付き、自分を慈しみ愛することに専念する彼女。
なぜなら、カウンセラーをしていた彼女は知っていたのです。どんな問題を抱えていたとしても、すべての問題は自分を愛することができれば改善すると。それが、解決するための「魔法の杖」だということを。
それまで相談者へ色々なアドバイスをしていましたが、自分自身に実行することはなかなか難しかったのですね。でも病状はそれ以上先延ばしにすることを許さず、彼女は持てる知識を総動員して自分を愛することに努めるのです。そして6ヶ月後、癌が跡形もなく消えたのでした。
その後、60歳でヘイハウス社(出版社)を設立。同社から出版された「You Can Heal Your Life」(日本語題「ライフヒーリング」)は、全世界で3500万部を売り上げるベストセラーとなり、2007年には映画化。ヘイハウスは、現在では世界最大のスピリチュアル・自己啓発専門の出版社となっています。
それにしても3500万部とはすごい数字です。それだけ多くの人が、自分自身を愛するのが困難だと感じていることが伺えますね。
きっとできる、と勇気をもらえる
本書では、ルイーズ自身の自己否定、自己批判が根強いものであった記載があちらこちらにあります。
私の場合、自己否定が激しかった頃は自分の顔を引っぱたいたものです。自分を受け入れるということがわかりませんでした。(P135)
鏡の前に立って「ルイーズ、あなたが好きよ。とても大事に思っているわ」と言うのが苦痛でしかたありませんでした。(P300)
等など。
彼女の様に壮絶な体験をしてきた人が心にどんな苦しみを抱えていたのか、私には想像もつきません。
自分への批判って容赦がないので、世の中の誰よりも痛烈に自分が自分を批判していたりするものです。それを真逆に、愛そうとするのですから。相当な苦労があったろうと思います。
それを想うと、自分だって私自身、親や祖父母に姉、親戚友人誰のことだって許せるし、自分を心から愛することができると励まされるのです。
本書には、ルイーズの効果的なアファメーションが沢山載っていますので、私も自分が気に入ったものをいくつか見つけて毎日取り組んでいます。
人を許すための項目で紹介されていた、エメット・フォックス法というやり方が私には効果的でした。(P123で紹介。心を静めて目の前に舞台をイメージし、恨んでいる人を舞台の上に登場させ、その人に良いことが起こることを想像する。幸せそうに笑っているのを見て、数分間イメージを維持。)私は涙が出てきて、とても癒されました。
最後に、私が印象に残った部分を抜粋して終えたいと思います。
いまだから言えるのですが、自分を愛しはじめるまでは、私も自分がどんな存在であるかわからなかったのですよ。(P139)
太字でもないし、さらっと書かれていた1文でしたが、真実だなぁと噛みしめて読みました。批判したり、こんなもの、と思っているうちは、そのものの本当の価値は見えないものだと思います。自分自身もそうなんですね。
とりとめのない文章を最後まで読んでくださり、ありがとうございます。
読んでくださった方に、心から愛を送ります🎀
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